溶融亜鉛めっきボルト(F8T)の締め付けおよび検査概要

1.ボルト搬入
 (1)未開封のまま現場へ搬入する
 (2)メーカーの規格品証明書を確認する 

 (3)雨水・塵埃などが付着せず、温度変化の少ない場所に保管する 
 (4)丁寧に扱い、ねじ山を損傷しないようにする 
 (5)品質確認は、次の通り状況に応じた適否確認ができる(省略しても良い)。 機械的性質試験・導入張力確認試験・トルク係数値確認試験など

2.確認
 (1)締め付け機を選定し、適切な調整がされていることを確認する
 (2)ボルトに異常がないことを確認する

 (3)座金は内側面取りがある側が表とし、ボルト頭下およびナット下に1個敷く
 (4)始業点検として、締め付け状況を確認する
 (5)ボルト挿入から、本締めまでの作業は同日中に完了する


3.一次締め
一次締めは、ボルト群ごとに中央部から端部に向かって挿入後、直ちに締め付ける。締め付けは、プレセット型トルクレンチ・一次締め専用レンチなどを用いて、ナットを回転させて行う

4.マーキング
一次締め後、全てのボルトについて「ボルト・ナット・座金・部材」にわたるマークを施す

5.本締め
一次締め完了後を起点に、ナットを120°回転させる「ナット回転法」を行う(M12は60°) 
ボルトの長さが呼び径の5倍を超えた場合は別に定める


6.検査
 (1)所要のナット回転角が与えられているか目視で検査する
 (2)ナットの回転量は、120°±30°(M12は60°-0°~+30°)の範囲とする
 (3)ボルトの長さが呼び径の5倍を超えた場合は別に定める
 (4)上記の範囲を超えるものは入れ替えを行う
 (5)回転量が不足しているものは所定の回転量まで追い締めする
 (6)ボルトの余長は、ナット面からねじ1山~6山の範囲にあることとする
 (7)一度使用したボルトは再使用してはならない